IT業界では、フリーランスとして働いている人は少なくありません。
会社員として一定の実績を積むと、積極的に独立しようと考える人もいます。
フリーランスとしてうまく活動していくためには、担当業務における専門性と適切な業務契約を結ぶための営業力と人脈の広さが欠かせません。

　そして、専門性や営業力以上に大切といえるのが時間管理の能力です。
フリーで活動するということは、業務の実行はもちろん、進行管理も自分で行うことが一般的です。
基本的に、すべての仕事には締め切りが設定されています。
締め切りに間に合うように仕事を終えるのは当然で、特別な理由なく仕上げられなかった場合は今後の契約に関わる問題になりかねません。
そのためにも、時間管理は重要です。

　これから行う業務が、どれくらいの時間で仕上げられそうか見通しをつけられるようにしましょう。
時間管理が必須になってくるのは仕事を掛け持ちする時です。
可能であれば、仕事の掛け持ちはせずに1件ごとに集中したほうがよいのですが、そうもいかない状況もあります。
そんな時は、作業の完了にどれくらいの時間がかかりそうか、適切に判断できなければいけません。

　スケジュールが厳しいと感じたときは、それ以上の仕事を引き受けず、付き合いのある同業者に手伝ってもらえないか問い合わせましょう。
フリーランスとしての経験が浅いほど、作業に必要な時間が見極められないことが多いので、慎重に業務契約を結んでください。